治療例のご紹介「予防」
予 防
毎日丁寧に歯を磨いていても、自分では落とせない汚れが徐々に蓄積してゆき、歯石や歯の変色が起きてしまうものです。溝に糖や汚れがたまれば虫歯に、歯周ポケットに歯石がたまれば歯周病になり易くなります。そういった事になる前に、事前に防ぐことが一番大切です。虫歯や歯周病の予防処置には、クリーニング、フッ素塗布、シーラント、など色々あります。特に子供の歯はやわらかく虫歯になりやすいので、このフッ素塗布が虫歯予防に大きく役立ちます。
レーザーによる歯の脱灰度の健診
お口の中では、酸が歯を溶かす「脱灰」と歯を守る「再石灰化」が同時に行われていています。このバランスがとれている間は健康な歯の状態が保たれます。ところが、何かしらの理由で「脱灰」作用が強くなると、歯の表面からカルシウム分がどんどん溶け出して虫歯が始まってしまうのです。
虫歯のなり易さ、つまり「脱灰度」には、それぞれのお口の状態が違うため個人差があります。お一人お一人に適した治療法を施すために、当院では、ドイツ カボ社の「ダイアグノデント」というレーザー光を用いたウ蝕検知機器を使用しております。ウ蝕とは虫歯の事です。この機器は、これまで針でも届かなかった超初期の小さな虫歯も、虫歯菌の産生物を見分けて、虫歯が進行中なのか治ってきているのか、経過を診断する事ができます。歯の柔らかさを数値化して判定してくれるので、判断ミス(削らなくていい歯を削られてしまう、といった不幸なケース)は、決して起こりません。
当院では、ご自身の天然歯をなるべく削らず、正しく保護をして、いつまでも健康な歯を保って頂くためにこのシステムを導入いたしました。お口のすみずみまで徹底した診療が可能となる環境が整っております。